ヴァージン・アメリカは2007年に初就航したアメリカのLCCでイギリスの多国籍企業であるヴァージン・グループにより設立された格安航空会社です。アメリカの東海岸と西海岸の沿岸地域の主要な大都市の間をポイント・トゥ・ポイント型の路線展開で結ぶ航空路線を低料金、高品質のサービスで提供することを目的として設立されました。

機内サービス

ヴァージン・アメリカはすべての便でシートピッチ32インチのエコノミークラス2クラスとシートピッチ55インチのファーストクラスの3クラス制の座席提供を行っています。機内の照明をムードのあるものにしたり、すべての座席にオーディオセット、電源ポートや調節可能な広いヘッドレストを装備するなど非常に快適な機内空間となっています。エコノミークラスでもオーディオセットでは、オンデマンド、ペイ・パー・ビューで映画やドラマなどが観られる他、座席からアルコールや食事を注文し、それをキャビンアテンダントが座席まで運んでくれるという質の高いサービスを提供しているのが特徴です。

また、エコノミークラスは前方と後方で違いがあり、座席は双方とも同じであるものの、前方の座席ではファーストクラス同様機内食やアルコールを無償で提供するなど大手エアラインのプレミアム・エコノミー席に該当するようなものになっていてLCCとは思えない充実した内容となっています。

保有・運航機種

A319-100 10機、A320-200 41機の計15機体制で運航しています。

就航都市・路線

質の高い機内サービスと共に、旅客への利便性の提供に重きをおくヴァージン・アメリカでは大都市でも第2・第3空港ではなく、ロサンゼルス国際空港やダラス・フォートワース国際空港、ジョン・F・ケネディ国際空港などの主要空港を使用している点が特徴的です。