- LCC-格安航空ガイド
- 日本のLCC
スカイマーク
スカイマークは、1996年に誕生した日本国内初のLCC(格安航空会社)です。同時期に誕生したAIR DO(エア・ドゥ)よりも約3ヶ月早い9月19日に東京-福岡間で初就航しました。現在では、就航都市15都市、保有機材数も25機まで増え路線の拡大が続いています。
設立当初は、格安航空会社では有償提供となることがほとんどの機内サービス(飲料や新聞などの提供)を無償で行っていたこともあり、またLCC色を強く打ち出していたわけではありませんが、基本運賃を大手エアラインの40%を目安として設定していることやそのサービス形態から現在では本格的なLCCに分類されるエアラインとなっています。
また、これまでは国内線専門でしたが、エアバス社のA380の購入を正式に決定し、導入予定時期(2014年から2017年にかけて)に合わせて成田発の国際定期便事業への参入を予定しています。就航予定の都市はロンドン、ニューヨーク、フランクフルトとなっており既存の大手エアラインとの競争が激化することが予想されています。これまでは、欧米路線へ就航している国内のLCCはなかったため、航空運賃の安さを売りにするスカイマークが就航することで海外旅行がより身近なものになるでしょう。
運賃について
スカイマークでは、普通運賃の他に小児割引や購入期限別のweb限定割引航空券などの各種運賃を設定しています。割引率が最大となるwebバーゲンは搭乗日の28日前までの購入で大手エアラインと比べると最大30%前後安い価格で購入することができます。
機内サービス
飲料は100円(ソフトドリンクなど)、300円(ワイン赤・白)で販売。無償のサービスは、ひざ掛け毛布と幼児向け絵本の貸し出し、時刻表の配布、機内誌の配布、希望者への紙おしぼり配布のみとなっています。
保有機材
過去にはB767-300などを運航していましたが、現在ではB737-800のみと25機種すべてを一つの機材に統一しています。今後は国際線にエアバスA380が就航予定であるものの、運航機材を1・2機種に統一するというLCCの特徴が強く出ています。
標準座席数はANAの同機種(B737-800)が176席に対し、177席とほぼ同数となっており、シートピッチが狭いということはないため機内の居住性は比較的快適です。
就航都市・路線
- 羽田
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- 札幌
- 関空
- 神戸
- 北九州
- 福岡
- 熊本
- 鹿児島
- 那覇
- 成田
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- 旭川
- 札幌
- 神戸
- 福岡
- 那覇
- 神戸
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- 札幌
- 茨城
- 長崎
- 熊本
- 鹿児島
- 那覇
- 札幌
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- 茨城
- 中部
- 関空
- 那覇
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- 中部
- 関空
- 福岡
- 宮古
- 鹿児島
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- 奄美(夏季のみ)
- ハブ空港
- 以下の図の通り、全路線の中心に位置する羽田と神戸をハブ空港としています。
- 運航路線図
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