1. LCC-格安航空ガイド
  2. LCC-格安航空会社の基礎知識
  3. LCCの安全性は決して低くない

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

LCCは航空券が格安であるため、安全性に不安を持つ人もいるのではないでしょうか?しかし、サービスの質に違いはあれど、安全性について言えばLCCは決して”安かろう悪かろう”ではありません。

飛行機が古い?

開発途上国のLCCなどでは、飛行機の取得費用やリース料が安いため欧米の航空会社が運航していた古い機体を再利用することはありますが、日本のLCCに関して言えばそのほとんどが新造機です。実際、Peachでは就航に合わせてエアバス社より最新のA320-200の新造機を取得しています。他のLCCでも機材の更新(古い飛行機から新しい飛行機への切り替え)のタイミングで新造機を導入する動きが顕著になっています。これは、新しい機材の方が、技術的な進歩によって運航効率が良く、より低コスト化しやすいというメリットがあるためでもあります。

飛行機の整備や保守は大丈夫?

自社で保守や整備を行っているエアラインもありますが、JALやANAといった大手エアラインへ整備業務を委託している航空会社もあり、そのレベルは大手エアラインと比較してもそん色ないものがあります。

乗務員の技術的な能力は問題ない?

JALやANAは自社でパイロットを養成するなどしていますが、基本的にLCCではキャリア採用によってパイロットを募集しています。決して飛行機の操縦に慣れていない人がパイロットになるわけではなく、すでに国内外の航空会社で運航業務にあたった経験を持つ能力の高い人が採用されていますのでこの面に関しても問題ありません。

また、客室乗務員に関してもしっかりと訓練されており、非常時への備えは万全です。

座席や非常時への備えなど

航空券が安いからといって、決して座席の衝撃耐性が弱いであるとか、酸素マスクなどの非常時に使用する設備に問題があるということはありません。むしろ座席に関しては、革張りのシートである場合もあり座り心地といった快適性だけでなく丈夫な素材を使用している場合も多くあります。