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LCC(AirAsia/Jetstar)搭乗レポート 成田-福岡
2012年12月、2013年1月と成田-福岡線でAirAsia、Jetstarに搭乗してきました。
その模様をお伝えします。
※旅程や旅行代金などの明細はページの一番下にあります。
AirAsia搭乗レポート
成田空港へ向けて出発。成田へのアクセスには、JRや京成線の鉄道の他、エアポートリムジンがありますが、いずれも割高なので今回は格安バスの「THEアクセス成田」を利用しました。
銀座・東京駅から成田空港まで片道1,000円(60分)で行くことができます。
こちらがそのバス。定員は50人です。予約がなくても乗ることはできますが、時期や時間帯によっては混雑することもあるので予め予約しておいた方が無難です。
格安バスだからといって乗り心地が悪いというわけではありません。普通のバスと変わりなく快適に乗ることができます。
バスを降りると、成田空港第2ターミナルの3階に着きます。そこから1階へ降りるとAirAsiaのチェックインカウンターがあります。
まずは、ここでチェックインを行います。荷物を預けるのもここです。
チェックインカウンターの左側に出発口、搭乗待合室へ向かう入り口があります。
ここでは、チケットを係員に見せて座席や機内食、座席指定の間違いがないかなどをチェックします。
※なお、この先は搭乗待合室がありますが、売店、トイレのみで喫煙ルームは設けられていません。
通路をしばらく歩くと、手荷物検査を行う出発口が見えてきます。
手荷物検査お終えると搭乗待合室。
LCCのターミナルらしく非常にシンプルな作りなのが特徴的です。
搭乗口は、2ヵ所。搭乗時は搭乗券を係員に見せてチェックしてもらうシステムです。
飛行機へは階段で搭乗します。この日は前後二つに階段が設置されていました。
こちらが注文していた機内食。味は普通に美味しくいただけるものです。
Jetstar搭乗レポート
復路は、福岡空港から成田空港へのJetstarのGK126便に搭乗しました。遅れを予想してはいたもののweb上での告知を待っていては空港に着くのが遅れるため、定刻に合わせて空港へ。
福岡空港は第1から第3までの国内線ターミナルがありますが、JetstarをはじめLCCはすべて第1ターミナルを利用します。
第1ターミナルの出発口を入ると正面にJetstarのチェックインカウンターがあります。
手続き後、2階の出発口、搭乗待合室へと向かいます。
福岡空港の場合は、LCC専用のターミナルというわけではありませんので、待合室のシートもソファーであったり喫煙ルームが設けられています。
その後、定刻より1時間半遅れの20時15分に福岡を出発。成田到着は21時45分でした。
成田空港の第2ターミナルを出るとすぐに19番バス乗り場があります。往路で成田空港へのアクセスに利用した格安バス「THEアクセス成田」を今回も利用。もちろん料金は行きと同じで1,000円です。
2番を始発に19番乗り場、第1ターミナルの順に回って東京駅、銀座へと向かいます。
最終の便は22時35分。到着がもう少し遅れていたら、帰ることができませんでした。この日はなんとか最終の便に間に合い乗車。しかし、定員が50人のため中には乗れなかった人も。
その後銀座に到着したのが23時50分。そこからはほぼ終電を乗り継いで最終的に帰宅した時にはすでに深夜1時をまわっていました。
感想
予定では、11:30出発でしたが、使用機材の到着遅れなどにより結局出発したのは、定刻より1時間半遅れの13時頃でした。LCC(格安航空会社)のリスク-遅延と欠航でも紹介していますが、このようにLCCは遅延(しかも大幅な遅延)の可能性が高いということを実感しました。特に、年末年始などの繁忙期には搭乗者が非常に多くなりますので搭乗自体にも時間がかかるため遅延のリスクが高まります。レガシーキャリアのように定時運行率が高いわけではありませんので、到着先での予定が決まっている人にとっては使いづらいかもしれません。
LCCは少ない機材を高い頻度で飛ばすことでコストを大幅に抑えています。そのため、1つの便に遅れがでるとその後の便すべてに遅延が生じることになります。
遅延の発生可能性は決して少なくないので空港へ向かう前に、あらかじめ遅延状況を把握しておくと時間を無駄にせずに済みます。
また、実際の搭乗とは別に今回は予約の段階から面倒な手続きがありました。インターネット予約では、パスポート番号が求められた他、Google Chromeが使用できず、会員登録をしてもログインできない(常に「申し訳ありませんが、ただ今大変混みあっています。後ほどお試しください。」という案内が表示される)という不便がありました。
さらに、遅延が生じた場合や、最終便などの到着時間によっては公共交通機関が運航を終えていることもあるので注意が必要です。
こうしたデメリットや不便がある一方で、繁忙期であるにも関わらず、JALやANAの普通運賃の半額程度の金額で航空券が買えるという料金面のメリットがあることも事実です。
LCCによる旅行の計画をする際には、このあたりのメリットとデメリットを天秤にかけてじっくり検討することをおすすめします。
※座席に関して
ANAが運航する同一機種の座席に比べれば狭いのは間違いありませんが、苦痛を感じるほどではありません。ただ、長時間のフライトとなると座っているのが辛くなる可能性は否定できません。
AirAsia搭乗データ
搭乗便
- 便名
- JW8543
- 出発地
- 成田
11:3013:00発(約1時間半の遅れ) - 行先
- 福岡
13:4015:00着(約1時間半の遅れ)
航空券代金
- 航空券代
- 19,580円
- 事前座席指定料金
- 1,200円
- 機内食
- 860円
- 支払手数料
- 200円
- INSA
- 400円
- 合計金額
- 19,580円
Jetstar搭乗データ
搭乗便
- 便名
- GK126
- 出発地
- 福岡
18:4520:15発(約1時間半の遅れ) - 行先
- 成田
20:2521:45着(約1時間半の遅れ)
航空券代金
- 航空券代
- 20,943円
- 運賃および各種税金
- 1,047円
- スタンダードシート指定料金
- 250円
- 予約手数料
- 200円
- 合計金額
- 22,440円
参考資料
※1 銀座・東京駅-成田空港 格安バス:THEアクセス成田 運賃:片道1,000円
※2 AirAsia
※3 Jetstar