オーストラリアのナショナル・フラッグ・キャリアであるカンタス航空が格安航空会社のヴァージン・ブルーに対抗するため設立したLCC。2004年3月25日から旅客運航を開始しました。日本への就航やTVCMなど幅広いメディアで積極的な広告展開を行っているため日本での知名度も高い格安航空会社です。カンタス航空を親会社とするグループ会社は、シンガポールにジェットスター・アジア航空、ベトナムにジェットスター・パシフィック航空があり、2012年にはカンタスとJAL・三菱商事が共同出資し、日本を拠点とするジェットスター・ジャパンが設立されました。それらグループ会社を併せるとLCCの中では非常に大きな規模の航空会社です。メルボルン空港をメインハブ、アバロン空港、キングスフォード・スミス国際空港、ブリスベン国際空港を拠点空港として幅広い路線を展開しています。

客室乗務員の国籍が多様で、日本への路線では日本人の客室乗務員が必ず1人はいるということ、グループエアラインの路線網が非常に充実していることなどから我々日本人にとっても利用しやすいのが特徴です。

日本への就航

成田発着

• ゴールドコースト
• ケアンズ
• シドニー(ケアンズ経由)
• メルボルン(ゴールドコースト経由)
• マニラ

大阪・関空発着

• ゴールドコースト
• ケアンズ
• シドニー(ケアンズ経由)
• メルボルン(ゴールドコースト経由)
• マニラ
• 台北
• シンガポール(台北・マニラ経由)

機内サービス

エコノミークラスとビジネスクラスに相当する「スタークラス」の2クラス制で座席を提供。エコノミークラスでは、機内食やアルコール類、枕や毛布といったアメニティ類、オーディオセットが有料となっています。また、航空券は一旦予約をするとキャンセル料100%が必要となっています。さらに、手荷物の重量によってエコノミークラスは「ジェットセーバーライト」と「ジェットセーバー」の2種類に分かれています。

マイレージサービス

カンタス・フリークエントフライヤーというマイレージサービスを展開しています。

グループ全体の保有・運航機材

A320-200が64機(全席レザーシート、平均シートピッチ29インチ)、A321-200が6機(全席レザーシート、平均シートピッチ28インチ)、A330-200が11機(全席レザーシート、平均シートピッチ エコノミークラス/19.5インチ、ビジネスクラス/31インチ)の81機体制となっています。他にB787を15機発注しており、今後の路線展開が積極的に行われる見込みです。

就航都市・路線

オセアニア・東南アジアを中心に17の国と地域、52都市へ就航しています。