- LCC-格安航空ガイド
- 日本のLCC
AIR DO(エア・ドゥ)
AIR DO(エア・ドゥ)はスカイマークと同じ1996年に誕生した格安航空会社です。北海道経済の安定的な発展や活性化を目的として設立された経緯を持つため、日本のというよりは北海道民のための格安航空という意味合いが強いのが国内の他LCCとの大きな違いです。初就航は1998年12月。
これまでに一度経営破たんを経験し、その後すべての便が支援を申し出たANAとの共同運航便となっていることから、搭乗や機内サービス、空港内ラウンジの利用など様々面でANAと同様の利用法ができる。このことにより、実質的にANAの子会社化していると見る向きもある。
運賃について
JAL・ANAと比較すると概ね5,000円~7,000円前後安い設定になっています。(羽田-札幌便)
また、割引運賃については、道民割引や北海道発便限定の割引など北海道民のための格安航空会社としての特徴が出ているものがあります。
マイレージサービス
設立当初は一般的なLCC同様マイレージサービスを行っていなかったものの、現在では「My AIRDO」というマイレージサービスを実施しています。
機内サービス
「AIR DO北海道図書館」と題した北海道にちなんだ雑誌や絵本の貸し出しの他、機内誌「rapora」の配布など他のLCCにはあまり見られないサービスがあります。
また、ANAとの共同運航便ということもあり、ANAの機内サービスに準じる形で、ソフトドリンクやアルコールの有償販売が行われています。有償販売される飲料類には道産の野菜やフルーツ、ワインなどを主に用いており、北海道色が強い内容になっている点は他にはない独自性の強い部分です。
保有機材
同規模のLCCには珍しく3機種を保有・運航しています。機種の内訳は、B767-300ERが2機、B767-300が1機、B737-500が7機です。このうちB737-500については退役に合わせて後継機種のB737-700に置き換えることが予定されています。
就航都市・路線
- 羽田
-
- 札幌
- 旭川
- 帯広
- 函館
- 女満別
- 札幌
-
- 仙台
- 福島
- 新潟
- 小松
- 富山
このように、北日本、東日本を中心に路線を展開しています。国際線についてはチャーター便による展開を検討している段階でまだ正式な予定はありません。