2001年にヴァージン・ブルーという社名で設立されたオーストラリアのLCC。2011年5月より現在の社名であるヴァージン・オーストラリア(Virgin Australia)へ変更。アメリカ路線を運航するための子会社V オーストラリアを2007年に設立しています。ただし、こちらは機内食や機内エンターテイメントが提供されるためLCC色は若干弱めです。

日本への就航

元々国内線の格安航空会社であったことなどから国際線の路線数は少なく、日本への就航予定はありません。

機内サービス・運賃

世界最強のLCCとの呼び声の高いアメリカのサウスウエスト航空の経営モデルを取り入れており、航空券の発券や予約システムの効率化(電話・インターネット)により徹底した低コスト化を実現しています。そのため、機内食をはじめとした機内サービスや預け荷物などは有料でのサービスとなっています。こうした低コスト化により運賃は非常に安く設定されていて同じオーストラリアを本拠地とするジェットスター航空と激しい競争を展開しています。

また、座席はビジネス、プレミアムエコノミー、エコノミーの3クラス制を採用しています。

マイレージサービス

「Verocity Rewords」という独自のマイレージサービスを提供していて、V オーストラリア、パシフィック・ブルー、ポリネシアン・ブルー、ヴァージン・アトランティック航空、ヴァージン・アメリカ、エティハド航空、マレーシア航空、デルタ航空、ハワイアン航空、スカイウエスト、Airlines PNGと提携しています。

保有・運航機材

就航路線がオーストラリア国内で多いことやオーストラリアという面積の広い国土のためにLCCとしては多い機種数で運航されています。
B777-300ER 5機、A330-200 2機、B737-800 44機、B737-700 14機、ERJ190 18機、ERJ170 1機という構成です。

就航都市・路線